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コラム

オフィス環境のユニバーサルデザイン

関連分野:経営、オフィス機器、オフィス家具、空間デザイン、医療、サービス

2008年5月1日

色々な人に使いやすいモノや環境を整えるツールであるユニバーサルデザイン(UD)。

多様な人材が活躍できるオフィス環境の実現に力を入れる組織が増え、障がい者や高齢者が働きやすくする取り組みは、今後益々重要になってくると思われます。しかし、実は、職場環境のUD化とは、オフィス環境を改善する上でも大いに役立つ要素を含んでいます。

例えば、より多くの人にとって使いやすく、ヒューマンエラーを減らしていくのもUDの要素の一つ。ちょっとした工夫で使いやすくなったり、ミスが減ったり、仕事が楽しくなったりします。一見新しく快適に見えるオフィスにも、「使いづらい」「間違いやすい」などのマイナス要素が必ずいくつかあるもの。それらを個人の問題としてしまっては、いつまでも改善しません。

人ではなく、道具や表示のデザイン、作業空間のレイアウトなどにも目を向けてマイナス要素を洗い出し、これを改善していくことでミスやストレスの原因となるものを減らすことができるのです。

例えば、オフィスが「散らかる」主要原因は、「とりあえず置いてしまう」ことにあります。そのような行動を誘発しないように工夫することで、オフィスは自然と整理整頓されていきます。

もちろん、使いにくさの原因や解決法に関する知識がある場合とない場合では、その実現に差が出ます。役立つ知識や技術としては認知科学や認知心理学、人間工学、ヒューマンエラー、カラーUD、そして、UDエンジニアリングなどがあります。しかし、実際に業務で活用できるくらいに、それらの知識と技術を身につけることは時間もコストもかかりすぎてしまいます。そこで、私たちもコンサルティング事業を通じて、オフィス環境のUD化支援に取り組んでいます。

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