観光とユニバーサルデザイン(1)
観光、観光業、雇用
2011年7月11日
東日本大震災と原発事故の影響もあり、国内外の観光業への影響が少なからずあることが、既に様々な形で公表されています。
観光業というと単に一分野のように感じますが、実はその影響範囲はとても広く、例を挙げると、飛行機、電車、バス、タクシー(日本人向け、外国人向け)、小売店、お土産店、飲食店(昼夜)、ホテル、旅館、民宿、ガイド(通訳)、地産地消の食材関連(観光だからこそ地元のものが食べたい)、エンターテイメント、遊園地、美術館、博物館等多岐に渡ります。
更に特徴として、中小企業が受け皿になることが多く、都心でない事がデメリットにならないということです。つまり、地方での雇用の受け皿としての役割が、観光業は非常に大きいということです。
地方での雇用の受け皿としての役割が非常に大きい「観光」という分野が、今大きな打撃を受けているということを理解した上で、今後の産業としての観光のありかたや、将来像を描いていかなければなりません。
来月からシリーズで数回に分けて、観光におけるユニバーサルデザイン視点について、活用例をご紹介します。