良いシステム、悪いシステム
関連分野:情報システム、業務の効率化、医療、企業、学校、行政
2010年8月1日
業務や、生活を楽にするはずのコンピュータシステム、情報システム、ITシステム等は、本来業務の効率化や、正確さの向上、複雑な事をストレス無く実行出来る事が目的のはずです。 しかし、現状は必ずしも、この目的を達成しているものばかりでは無く、逆に業務が非効率になったり、複雑になったり、不正確になったりする場合があります。
良いシステムと悪いシステムの例を挙げると、
〈良いシステム〉
- 今まで使っていた人が使える。
- 本来の業務がはかどる。
- 黙っていても普及する。
- 働いている人が幸せになる。
- 導入目標が明確(数値化されている)
- 導入目的に沿っていつもチェックされている。
〈悪いシステム〉
- 特別な訓練が必要となり、使える人が限られる。
- 本来の業務がおろそかになる。
- 普及のために努力が必要。
- 働いている人が大変になる。
- 導入目標が無い(数値化されていない)
- 導入目的が忘れ去られている。
大切な事は2点です。
- 1、目的、目標をはっきりさせる。
- 2、使いやすくする。
使いにくいシステムでは導入目的が達成されないことが多いのです。
使いにくいシステムのまま、普及そのものが目的になってしまうことは、人間にとってのメリットは無く、絶対に避けなければなりません。
形のあるモノだけでなく、仕組みといった目に見えないものにもユニバーサルデザイン視点の問題解決が求められています。