知っておきたい、ユニバーサルデザイン商品や具体例の調べ方(3)
ユニバーサルデザイン、商品、具体例、教育、情報発信、検索、方法
2011年3月1日
今回はユニバーサルデザイン情報の調べ方について、まずは、WEBページで調べる際のコツを具体的に見ていきたいと思います。
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【ユニバーサルデザイン情報を調べるコツ1】
前提知識を知っておく。
ユニバーサルデザインについて調べる際は、以下の前提知識を知っておくだけでも、入手できる情報量と情報に対する理解度が変わってくると思います。
- まず、ユニバーサルデザインには提唱者がおり※1、定義※2があります。
- 提唱者とその仲間で作成した、7原則※3と呼ばれるものがあります。
企業や個人により、それぞれの考えとして、5原則や9原則、3つの附則等を作成して発表している場合があります。 また、7原則の具体例は、ユニバーサルデザインの例ではなく、「原則」の「意味」を理解するための例です。
- しかし、「ユニバーサルデザイン商品」や「ユニバーサルデザインの具体例」について、定義はありません。
現在、一般的にユニバーサルデザイン商品といわれているものは、「企業として、個人として、ユニバーサルデザインという思想から発想して考えてみた商品や具体的な工夫」を指します。
- wikipediaの情報も、かなりの頻度で変わっています。
※1 「提唱者」については、こちらをご参照いただけます。
※2 「定義」と基本的な考え方については、こちらをご参照いただけます。
※3 「7原則」については、こちらをご参照いただけます。
つまり、ユニバーサルデザインという言葉は、ちゃんと「提唱者」が存在するということ、そして、「ユニバーサルデザインの例」という内容は、あくまでも作り手が発信している内容が多いため、実際利用してみたら「使いにくい」「利用しにくい」という商品も多く含まれているのです。そのことが「ユニバーサルデザイン」という言葉への不信感につながっているとの報告もあります。
次回も引き続き、WEBページで調べる際のコツを、ご紹介していきたいと思います。